
インドにおけるナショナリズムとサリーの関係、そして現代におけるモードとしてのサリーについてなど著者の体験なども踏まえながら読めるブックレット。布や衣服というものが社会とどのようにつながり、歴史の中で変化しているのかということが見えてくる一冊。また、イスラム教徒もこうした「伝統産業」に深く結びついていることなど多様なインドのありようも垣間見えるのがよい。
(あるぼりーと)
目次
はじめに:ファッションの人類学とは
1 サリー・ファッションの現在を「みる」
南インド・チェンナイ:2008年1月のある日
花嫁衣装はカーンチープラム・サリー
発展するインド経済と若者ファッション
2 インド・サリーの歴史を「よむ」
ラヴィ・ヴァルマーが描いた19世紀末ファッション
インド女性を虜にした中国刺繍サリー
ナショナル・ドレスとなったサリー
3 シルク・サリーの故郷を「あるく」
猫がまもる繭の里
三つの製糸工場
命を織る機
4 ファッション・サリーの仕掛け人に「きく」
民族衣装と現代のモード
三つの老舗サリー・ショップ
デザイナーズ・サリーの工房にて
おわりに:ファッションからみる現代インド

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